スペイン語で「出来具合(=どんな風に仕上がったか)」を自然に表現したいとき、かなり便利なのが quedar+形容詞 です。
もちろん、状態を表すなら ser / estar+形容詞 でも言えます。ですが、それだけだと「結果としてどうなったのか」というニュアンスが出しにくい場面があります。
quedar+形容詞は、まさに“やった結果、最終的にこうなった” を自然に言える表現です。
料理、作文、仕事の成果物、部屋の模様替え、プレゼン資料、髪型、メイク、写真、修理、リフォーム…などなど、使える場面は本当に多いです。
今回は quedar+形容詞 の基本と、ser / estar との違いを整理していきます。
quedar+形容詞|「結果としてそう仕上がる」
quedar+形容詞 は、「〜の状態になる」「〜に仕上がる」という意味になります。
特にポイントになるのは、“途中経過”ではなく“完成後の結果”を言えることです。
まず、例文を見てみましょう。
- Mi investigación ha quedado mucho mejor gracias a tus consejos.
君のアドバイスのおかげで、研究はずっとよく仕上がったよ。 - Reformé mi habitación y quedó muy bonita.
私の部屋をリフォームして、とても素敵に仕上がった。 - La sopa quedó un poco sosa porque se me olvidó añadir sal.
塩を加えるのを忘れてしまったので、スープは少し味気なくなってしまった。
どれも「最終的な出来」が話題になっています。まさに quedar が使いやすい文脈です。
ser/estar+形容詞との違い(超重要)
ここが混乱しやすいので、テーブルで整理しておきましょう。
| 表現 | 基本の意味 | ニュアンス | よく合う場面 |
|---|---|---|---|
| ser+形容詞 | (本質的に)〜だ | 性質・特徴 | 人や物の「属性」 |
| estar+形容詞 | (今)〜の状態だ | 状態の描写 | 体調・一時的状態 |
| quedar+形容詞 | (結果として)〜になる/仕上がる | 出来具合・仕上がり | 料理・作品・作業後 |
たとえば「スープが味が薄い」を言いたいとき、estar でも言えますが、文脈が少し変わります。
- La sopa está sosa.
(今このスープは)味が薄い。 - La sopa quedó sosa.
(作った結果)味が薄い仕上がりになった。
quedó を使うと、「作った」「調理した」「工夫した」などの背景が自然に立ち上がります。
よく使う形容詞セット
quedar+形容詞は、決まり文句のように頻出する形容詞があります。いくつかまとめておきます。
| 形容詞 | 意味 | 例 |
|---|---|---|
| bonito/a | きれいに、素敵に | Quedó muy bonito. とても素敵に仕上がった。 |
| bien / mejor | うまく/より良く | Mejoró y quedó mejor. 改善して、前より良くなった。 |
| perfecto/a | 完璧に | ¡Te quedó perfecto! 完璧に仕上がったね。 |
| rico/a | (味が)おいしく | La pasta quedó muy rica. パスタはとても美味しく仕上がった。 |
| soso/a | 味が薄い | La sopa quedó sosa. スープは味気なくなってしまった。 |
| salado/a | しょっぱい | El arroz quedó demasiado salado. ご飯はしょっぱくなりすぎた。 |
| oscuro/a | 暗く(色が) | La foto quedó muy oscura. 写真はとても暗く仕上がった。 |
| claro/a | 明るく(色が) | El video quedó más claro. 動画はより明るくなった/はっきりとした。 |
こうした形容詞は、料理・写真・作文・デザインなどにそのまま転用できます。
例文を追加|作文・会話でよく使う場面
ここからは、すぐに作文に使える例文を増やしておきます。テーマは「成果物」「料理」「外見・見た目」「作業後の結果」です。
- El informe quedó bastante claro después de tu corrección.
君の修正のあと、レポートはかなり分かりやすく仕上がった。 - La presentación quedó muy bien, pero hay que acortar esta parte.
プレゼンはとてもよく仕上がったけど、この部分は短くしないといけない。 - El pastel quedó delicioso aunque no tenía mucha azúcar.
砂糖が多くなくても、ケーキはおいしく仕上がった。 - La carne quedó un poco dura porque la cociné demasiado.
焼きすぎたので、肉が少し硬く仕上がってしまった。 - La foto quedó borrosa porque me moví.
動いてしまったので、写真がぼやけた仕上がりになった。 - Mi currículo quedó más profesional con tu plantilla.
君のテンプレのおかげで、履歴書がよりプロっぽく仕上がった。
「原因」や「理由」を付けると、作文としても非常に自然になります(porque / gracias a / por eso など)。
超よく使う形|「〜して(結果)こうなった」
quedar+形容詞は、特にこの形が強いです。
- (過去形)+ y quedó + 形容詞
- (過去形)+ y me quedó + 形容詞
例えば以下です。
- Reformé mi habitación y quedó muy bonita.
- Hice una tortilla y me quedó perfecta.
me quedó の形は特に便利で、「自分が作った結果こうなった」という意味になります。料理や作品で非常によく使われます。
- La paella me quedó muy rica.
- Este dibujo me quedó mejor que el anterior.
日本語でも「うまくできた」「良い感じに仕上がった」と言う感覚に近いです。
まとめ|quedar+形容詞で「仕上がり」を一発で言える
quedar+形容詞 は、ser/estar では出しにくい「結果としてどう仕上がったか」というニュアンスを自然に表現できます。
料理・作文・仕事の成果物・部屋の模様替えなど、日常のあらゆる場面で使えるので、覚えておくと表現力が一気に上がります。
- 結果の出来具合 → quedar+形容詞
- 今の状態の描写 → estar+形容詞
- 本質・特徴の説明 → ser+形容詞
まずは Quedó muy bien. / Me quedó perfecto. あたりから、気軽に使ってみてください。
ヨルスペオンラインで学ぼう
ヨルスペオンラインでは、今回のような「ニュアンスの違い」を日本語で丁寧に解説しながら、初級〜上級まで体系的に学べます。
- 全17コース・350時間超の動画レッスンが見放題
- LINEで24時間質問・作文添削にも対応
- 教材PDF付きで教科書不要
スペイン語を「なんとなく分かる」から「正確に使える」へ。
7日間の無料体験も実施中です👇

前職の社内留学制度でペルー留学を経験し、ゼロからDELE C2 にわずか 11 ヶ月で合格。スペイン語技能検定1級合格(文部科学大臣賞)。
スペイン語教室「ヨルスペ」主宰、「ヨルスペオンライン」講師として延べ2万人以上にスペイン語を指導。
X(旧Twitter)、YouTube、Instagram、Threadsなど各種SNSでもスペイン語情報を発信中。合計フォロワー数は1.7万人以上。
