スペイン語のライティングに関するご相談の中でも、もっとも多いのが「どうしても書けない」「何をどう直せばいいのか分からない」というお悩みです。今回の記事では、そんな不安を抱えていた生徒さんが、2025年4月実施のDELE C1に見事合格された実例をご紹介します。
ご本人の許可をいただき、いただいたメッセージ全文も掲載しています。お手伝いをしていた講師自身も胸が熱くなった、とても温かいご報告でした。
「ライティングがどうしても苦手」だった生徒さんのこと
今回の生徒さんは、リーディング・リスニングと比べて、ライティングだけがどうしても伸びず、自信が持てないという状態からのスタートでした。
- 何を書けばいいか分からず、書き出しで固まってしまう
- ネイティブ講師のフィードバックは「感覚的すぎて理解できない」
- 添削を受けても、自分で再現できない
「どんなに頑張っても無理だろう」と思ってしまう時期があった、というお話もされていました。C1のライティングは、語彙の難しさよりも「構造と論点の整理」が圧倒的に重要になるため、この段階でつまずく学習者は本当に多いです。
ヨルスペで指導したこと:論点を正し、構造を整えること
今回の添削で徹底したのは、派手なテクニックでも難しい語彙でもなく、以下の2点だけです。
- 論点を正す(課題が何を要求しているかを明確化)
- 文章全体の構造を安定させる(入れるべき情報を整理)
C1の課題は、「何を」「どの順番で」「どんな分量で」書くかがほぼ決まっています。つまり、型さえ身につけば、文章は確実に安定するという特徴があります。
生徒さんとは、添削を通して次のポイントを何度も確認しました。
- 導入ではテーマ提示と目的を書く
- 資料の要約は「主張」「データ」「問題点」に分けて整理する
- 自分の意見は理由と具体例をセットにする
- 結論で提案・まとめを書く
スペイン語の文法的な細かい修正はもちろん行いましたが、最終的にもっとも効果があったのは、やはり「構造の固定化」でした。
生徒さんからのご報告(全文)
ここからは、生徒さんからいただいたご報告を、そのまま掲載させていただきます。とても丁寧に書かれており、努力の軌跡が伝わってくる文章です。
ヨルスペ タケさん
過日、DELE C1 の添削をしていただき誠にありがとうございました。4月の受験で無事に受かることができました。
ライティングは本当に苦手で、どんなに頑張っても無理だろうと思っていた時期もありました。しかし、タケさんにアドバイスをいただき、原稿を何度も音読、写経で頭に叩き込み、「型」が定まったおかげでなんとか合格する事ができました。
心より御礼申し上げるとともに、タケさんの教える能力の高さ、スペイン語に取り組む姿勢に心より敬意を抱きました。これからの更なるご活躍を祈念しております。
本当にありがとうございました。
こうしたメッセージをいただくたびに、「日本語で論理を整理しながら学べる環境」がどれだけ重要なのかを痛感します。語学は、努力の方向が合っていれば、必ず伸びていくものです。
スペイン語のライティングは「書き方」が分かれば確実に伸びる
今回の合格は、語彙力や文法力だけで到達したものではありません。むしろ、
- 課題の把握
- 論点の整理
- 段落構造の安定化
- 音読と写経による型の定着
という「地味だけど本質的な工程」を積み重ねた結果だと感じています。スペイン語のライティングは、一見難しそうに見えても、正しい型を持つだけで一気に視界が開けます。
書き方を学ぶことは、センスではなく「技術」です。多くの学習者にとって、この事実は大きな安心材料になるのではないでしょうか。
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