スペイン語の aún / aun / todavía は、日本語話者が特に混乱しやすい単語のひとつです。見た目が似ている上に、意味も役割も異なるため、「どれを使えばよいのか分からない」という質問を非常に多くいただきます。

今回の記事では、それぞれの意味・使い方・フォーマルさの違い・語順まで、ヨルスペオンラインのレッスンでも扱っている整理方法に沿って解説していきます。

aún / todavía / aun の基本の違いを整理する

まず最初に、意味が大きく異なる aúnaun を区別しましょう。アクセント記号(´)の有無で意味が大きく変わります。

表現品詞意味例文
aún副詞まだ(=todavía の同義語)Aún tengo sueño.
まだ眠い。
todavía副詞まだTodavía tengo sueño.
まだ眠い。
aun副詞〜でさえ、〜ですら(=incluso の同義)Aun en invierno, hace calor.
冬でさえ暑い。

この段階で分かるとおり、aún(まだ)aun(〜でさえ) は完全に別物です。 一方で、aún と todavía は「まだ」で完全に置き換え可能です。

「まだ」の意味の aún と todavía は完全な同義語

結論:意味が同じ「まだ」の場合、aún と todavía は100%置き換え可能です。 学習者の方が気にされるような「文中での位置の違い」もありません。

  • Todavía tengo sueño.
    まだ眠いです。
  • Aún tengo sueño.
    まだ眠いです。

完全に同じ意味ですが、aún の方がやや文語寄りと言われることがあります。ただし現代スペイン語では、日常会話でどちらを使っても不自然さはありません。

「〜でさえ」の aun(無アクセント)は意味がまったく異なる

アクセントのない aun は「〜でさえ、〜ですら」という強調の副詞で、incluso と同義です。

  • Podrás disfrutar de Tokio, aun en invierno.
    冬ですら東京を楽しむことができるだろう。
  • Aun los niños pueden hacerlo.
    子供ですらそれができる。

これは todavía/aún と全く関係のない副詞なので、意味の混同に要注意です。

ヨルスペオンラインで学ぼう

aún / todavía / aun のように、見た目が似ていながら意味が大きく異なる語は、スペイン語学習の初期段階で混乱しやすいポイントです。体系的に整理して理解することで、文章読解や作文の正確性が大きく変わります。

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