「明日から」「来週から」など、日常会話でよく使う表現。 スペイン語では a partir de mañanadesde mañana が登場しますが、どちらを使うべきか迷ったことはありませんか?

実はこの2つ、意味は似ていても使える場面が少し違います。 日本語ではどちらも「明日から」と訳せますが、スペイン語では文脈によって自然さが変わります。

この記事では、a partir de mañanadesde mañana の違いを初心者にも分かりやすく整理します。 例文と一緒に確認していきましょう。

① a partir de mañana:「明日から(継続して)」

a partir de は「〜以降」「〜を起点として」という意味です。 つまり、ある時点を境に何かが始まり、それが続いていくようなイメージになります。

  • Voy a ir al gimnasio a partir de mañana.
    明日からジムに行きます。
  • La ley se aplicará a partir de mañana.
    その法律は明日から適用される。

どちらの例も、「明日をきっかけに新しい状態が始まる」ニュアンスがあります。 つまり「明日になった瞬間に何かをスタートする」ではなく、 “mañanaから継続して始まる動き”を表すのがポイントです。

特にニュースや公式文書では a partir de が好まれます。 たとえば法律・制度・規則などの文脈では、「明日以降に適用される」という硬めの表現にぴったりです。

② desde mañana:「明日から〜まで」のように期限を示すとき

一方で、desde mañana は「〜から(起点)」を意味します。 日本語では同じ「明日から」でも、スペイン語では“終わりの時点”があるかどうかが大きな違いになります。

  • Voy a viajar a España desde mañana hasta la próxima semana.
    私は明日から来週までスペインへ旅行する。

このように、desde は「〜から〜まで(hasta)」とペアで使われるのが自然です。 もし「hasta〜」がないと、文が少し中途半端な印象になります。 そのため、期限を示さない場合には a partir de を使うほうが自然になります。

つまり、 – “明日から始める(継続する)” → a partir de mañana – “明日から来週まで” → desde mañana hasta la próxima semana という整理が分かりやすいです。

③ 使い分けのまとめ

表現意味・ニュアンス使う場面
a partir de mañana明日以降ずっと(継続・開始点を示す)新しい習慣、制度、ルールの開始など
desde mañana明日から(〜まで)/起点を強調期間を明示する「〜まで」とペアで使う

どちらも文法的には正しいですが、 「期限なし」なら a partir de、「開始と終了を示す」なら desde〜hasta〜 と使い分けるのが自然です。

④ 学習のヒント:「a partir de」は未来表現と相性が良い

a partir de は未来を表す文脈でとてもよく使われます。 特に「これから〜する」「今後〜になる」といった表現には欠かせません。

  • A partir de ahora voy a estudiar español todos los días.
    これから毎日スペイン語を勉強します。
  • Los precios cambiarán a partir del mes que viene.
    来月から価格が変わります。

未来志向の文では、a partir deを使うと自然に聞こえます。 英語でいう “starting from” のような感覚で覚えておくと便利です。

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